写真家「村上 裕也」のオフィシャルホームページ
G a l l e r y

消しゆく波がくれるもの

島が消え
国が消え
街が消え

当たり前にくる大切な毎日が消えてしまうかもしれない

地球温暖化による海面上昇の影響で
沈んでしまう恐れを懸念されている 島国「ツバル」の日常を綴る

(2007年8月撮影)

散らばっている幸せを

素敵なほどに優しく
残酷である子どもたち

彼らが与えてくれる
つい見落としてしまいそうな感情から
人間の輝きを探しにいきます

(2005年12月~2006年5月撮影)

変化の果て

新興文化に包まれて
未知の技術に没頭する最中

人は住まうが、生活の匂いが漂わない
秘境にも似た土地に

従順しているのか、拒絶しているのか
迷うように物を見つめ
街を歩く人間たちが待っていた

共存する信仰心と皆が集える人の和は
変化の渦の中でも流されることはなく
礎は、今はまだ生き残っている

(2005年12月~2006年5月撮影)

こことこの先

ある日、世界にはどんな人たちが生きているか気になって
旅に出ることにしました。

そこでは、さまざまな顔で出迎えてくれた子どもがいました。
言葉は通じません。
しかし、出会った瞬間から
お互いの興味や警戒心、照れや好奇心が共振し、
よそ者であるヒゲを生やした
とっぽい兄ちゃんの私と、顔で会話をしてくれました。

感情はその時生まれたのです。
その感情の存在を確かめるように、私は写真を撮りました。

今もなお、遠く離れた地から
出会った人たちのことを思う感情が生き続け
その存在が気になるのです。
写真にうつる会話の断片とともに
2003年12月から4か月で出会った
中東やアジアの人たちとの会話をここに続けます。

(2004年撮影)
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